はじまりは江戸
四〇〇年の時を繋ぐ
伝統の技
高岡漆器は慶長十四年、加賀藩2代藩主・前田利長が、現在の富山県高岡市に高岡城を築いたとき、武具や箪笥、膳等日常生活品を作らせたことに始まります。
利長は、各地から商人や職人を集め、武具や箪笥、膳等日常生活品を作らせ城下の発展を図りました。
その後、中国から技法が伝えられ、多彩な色漆を使って立体感を出していく彫刻塗、錆絵(さびえ)、螺鈿(らでん)、存星(ぞんせい)等、多彩な技術が生み出されたのです。